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中国 化学肥料依存症が出現

2011年10月01日

 

【新唐人2011年10月2日付ニュース】中国で化学肥料の使用量が急増しています。政府は化学肥料の生産を後押ししているものの、使用基準などの正しい情報を伝えていないため、各地で農民の「化学肥料依存症」が生まれています。

 
中国農業大学の巨教授は、化学肥料の生産を政府は後押しするものの、正しい使い方の情報を伝えていないため、農民の「化学肥料依存症」が生まれていると指摘。
 
中国農業大学資源・環境学院 巨暁棠教授
政府は化学肥料企業に補助を出し、価格を国際基準より抑えています。大陸メーカーは農民に肥料を売りつけ、95年以降 過多になりました。全国で30%超過でしょう。これら肥料は田畑に撒かれます。窒素肥料は資源の消費につながり、リンやカリウムの資源も限りがあるのに、今、われわれは浪費しています
 
化学肥料の過度な使用によって、環境が破壊されるほか、農作物の病虫害も増え、結果、農薬の使用量も増えていくと警告します。
中国農業大学資源・環境学院 巨暁棠教授
肥料を適量使えば生産量が増えますが、過度になると、余分な肥料が環境に残ります。
結果、まず富栄養化、第二に温室効果ガス、第三に窒素の揮発により、大気汚染が起こります。病気になる人が増え、社会のコストも上がります
 
報道によると、中国では毎年化学肥料の使用量が5,400万トンに達します。主に窒素、リン、カリウムで、そのうち窒素肥料の使用量は3,300万トンにのぼります。2009年、中国の1ヘクタールあたりの化学肥料使用量は341キロに及び、国際的なレベルを超えました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/09/29/atext595413.html.-中国化肥使用过量危及农产品安全.html
 

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